ラボで、お手軽な理科実験をしてみました。ラボといってもレンタルスペースなので薬品の使用は原則禁止です。そこで、そのレンタルスペースで”薬品”認定されなかったもので、実験してみました。
上の写真にあるもので、DNA抽出実験を行いました。DNA抽出実験は、中学校でも行われている有名な実験ですが、手間がかかります。有名な手法としては、「ブロッコリーのつぶつぶを乳鉢で潰して、そこに洗剤を混ぜて、茶漉しで濾過し、濾液を高濃度のエタノールに入れる」というのがよくある方法です。これを楽してやりたい!ということで、ネットで調べたところ、野菜ジュースを使う方法が紹介されていたので、真似してみました。なぜ、野菜ジュースを使うのかと言いますと、「ブロッコリーのつぶつぶを乳鉢で潰す」というのは、細胞膜(細胞壁)をつぶして細胞の中に閉じ込められているDNAを取り出すためにやっています。なので、ちゃんと野菜を使ったジュースであれば、上記のエタノールに入れるまでの過程がなされているはずです。
てなわけで、エタノールにスムージーを入れてしばらく待ちました。その間に、別の実験にチャレンジです。
ネタ的には知っていたのですが、なかなかうまくいかなかった乳酸菌の観察にチャレンジしてみました。方法は簡単で、ヨーグルトの上澄の透明の液体を顕微鏡で見るだけです。
写真の赤丸みたいなのが、乳酸菌です。いわゆる連鎖球菌という種類でしょうか?細長い棒状の菌もいるらしいのですが、見つけることができませんでした。
左下の方から連鎖球菌がでてくるので探してみてください。あと、1目盛が1μmなので、大きさも分かるのではないでしょうか?
乳酸菌を観察しているうちにDNAが抽出されていました。うっすら白く見えているのがDNAです。スムージーの量が少なすぎたためでしょうか?DNAの量も少なかったです。
この実験には、大量のヨーグルトが余るという問題が発生します。そのため、ヨーグルトを無駄なく味わおうということで、ケバブを買ってきました。美味しかったのですが、今度はケバブの量が多くて、ケバブが余ってしましました。きなことお餅の関係と同じになってしまいました。
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